静高関東同窓会の皆様へ(鈴木宣子)

静高関東同窓会の方から本の紹介文をといただきました。

毎週ガリ版で、わら半紙1枚の作文を配ったことからいつしか「週刊メイチョウ」という名をつけてもらったとのことです。

昭和40年9月から、だいたい4年間で160くらいありました。三周年、四周年記念号は楽しい有意義な高校生活になるよう、がんばろうと配られました。

箱の中に「スポーツマンのために」「静高生シリーズ」「メイチョウの哲学入門」がとじられて入っていました。

「スポーツマンのために」を読んだ時、静高の運動部はどうあるべきか、せっかく静高に入った生徒の夢を実現させるにはと考えていた頃を思い出しました。

「静高生シリーズ」ではこんなに悪口ばかり書いてと思いましたが、これは彼が卒業生だったから書けたんだなと思いました。

その中で「ああなればこうなり、こうなればああなる、だからやめた。一手も打たずに頭を下げる碁打ちみたいではないか」ここを読むと小4の孫を思い出します。「プリント何枚?」「3枚」「じゃあもう無理」と逃げ出す彼にいつか読ませたいと思っています。

「メイチョウの哲学入門」はあまりふれたことがない分野でしたが、読んだらとても面白いと思いました。同級生から「驚いたのは彼が哲学の勉強をしていたことです。高校生にも解るように語るということは彼が深く理解していたからだと思います」と言われ、だから私にもと思いました。

ガリ版で書きわら半紙に刷ってあったので時間がたち読みにくく、本にするにあたって全てをパソコンできれいにしていただいたので、これだけでいいと思ったくらいでした。

結局ほとんど彼がまとめてあった30歳前後のものに50歳頃書いたものを少しつけ加え一冊の本になりました。

「ボールペンの思い出」(下記に抜粋)「ある日の授業から」は静高時代のものです。静高生はダジャレにすぐ反応してくれると嬉しそうでした。

個人的にお配りしようと思っていたのですが、新聞社の方に現代に生きる人にとっても役立つことと評され、多くの人に読んでいただきたく思い始めた時アマゾンを教えていただき、新聞にも「高校生へ 元教諭の訴え」と載せていただきました。

アマゾンから遠くのお友達も求めて下さいました。びっくりしたのはそこに卒業生お二人のレビューを見つけたときです。本当にうれしく本を出して良かったと思いました。

多くの方が明徴を思い出してくださり感謝致します。